
ヒンズー教徒の牛肉のように他の宗教にも食べ物のタブーがあります。
イスラム教徒は豚肉を食べません。詳しく言いますとヒヅメが割れていて、かつ反すうをする動物しか食用にしてはいけないからだそうです。主に羊肉と牛肉を食べています。更に魚もヒレとウロコがないものは食べません。イカもタコもカニもダメだそうです。
ユダヤ教徒も全く同じものを食べる事をタブーとしています。キリスト教徒の中には酒や煙草なんかをタブーとしている人々がいますね。モルモン教徒などは更にお茶やコーヒーなど嗜好品のすべてがタブーだったりします。今はどうなのか分からないですが、仏教でも仏僧は酒や肉魚を食べないですよね。
しかし、こういうのってタブーだと思うとなおさら食べてみたくなるんじゃないかと...
それが証拠に、今から20年ほど前にイラン・イスラム革命の指導者ホメイニ師の命令で研究を続けていた科学者が「チョウザメにウロコ発見!」と世間に発表しました。目当てはその卵であるキャビア。たしか、エラの上にある突起かなにかがウロコの退化したものだとか言い張ったんですよね。う〜む、そこまでしてでもキャビアが食べたかったようです。
落語「こんにゃく問答」に出てくるニセ僧侶が酒を「般若湯」、どじょうを「踊り子」、マグロのさしみを「赤豆腐」などと隠語で呼ぶ下りがあります。これなんかもホメイニ師の「チョウザメのウロコ」に近いものがありますよね。
オレの友だちにウイスキーのポケットボトルを仕事場の机の引き出しに隠しているやつがいるんです。いや別にアル中って訳ではないんですよ。彼は仕事で成功したことがあると仲間と一種にオフィス内で小さなお祝をするそうで、その時はウイスキーのことを「TANGY WATER(ピリピリ水)」って呼ぶのだそうです。
いやぁ〜、そのうちイスラム教徒が豚を「陸マグロ」とかユダヤ教徒がイカを「海ベーコン」とか呼んだりなんかしちゃったりしてー
posted by コリスイン at 12:00|
コリスケ