
台北初日、予定通り昼時にホテルに着いたのですが、機内食をたらふく食べてしまったおかげで予定していた小龍包の店に行く気はすっかりなくなってしまっていました。
それでも小腹はすいていたのでホテルの周りをフラフラ〜と歩いていると目の前に見覚えのある髭面のおじさんの顔が...ヒゲチョーだっ!それは日本にも支店のある魯肉飯(ルーローファン)の店「◯鬚張魯肉飯」でした。魯肉飯ちゅうのは細かく切った豚肉を甘辛く煮てゴハンにかけた台湾のソウルフードみたいなもので、台北の街ではもうそこらここらで看板を見かけました。
さっそく台湾の「ヒゲ張」さんで魯肉飯の一番小さいのをテイクアウト、ついでに蹄膀と香腸を追加、さらにホテルの中のコンビニで台湾ビールと茶葉蛋を買って部屋に戻りました。テーブルの上に買ったものを並べて、小腹がどうのこうのという量じゃないのに気づいて苦笑いです。
さて全部でいくらだったでしょうか?
魯肉飯26元+蹄膀75元+香腸40元+台湾ビール30元+茶葉蛋7元=合計178元 日本円に換算すると、約4倍弱だから...650円くらいですね。安っ!
台湾の殆どの物価は日本とそんなに変わらないなぁと思ったのですが、食費と交通費はとても安いです。いやー、食べ歩きには最高の街ですよ。
台湾のヒゲ張魯肉飯は肉がそぼろというより細かい細切りで、ゼラチン質が多くてむっちむちな食感でした。ホントの魯肉飯というのはみんなこんな感じなのかなぁと思ったのですが、他の店で食べた魯肉飯はもっとモモ挽肉を煮込んだ感じだったので、多分魯肉飯を作るならここの肉ちゅう部位はないのでしょう。
蹄膀というのは豚の前足を甘辛く煮込んだものです。アメリカで言うところのピクニックですね。香腸は香辛料の効いた甘い腸詰め、茶葉蛋はウーロン茶と調味料で煮込んだゆで卵です。う〜ん、すべて豚肉を使っているからかもしれないけど、やっぱりソウルフードっぽいですよね。そういえばヒゲ張でメニューにあった唯一の青菜(名前はわからず)もソウルフードのボイルドグリーンそっくりでした。そんなソウルフルな料理にビールが会わないわけがないでしょう。ちょっと軽めの台湾ビールをゴキュゴキュ飲みながらすべてを喰い尽くしてしまったのでした。
このあと夜市に言って食べまくろうって予定だっちゅうのにね。