2003年10月31日

アブラカダブラカロプリーズ

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「カロタンでーす」
「プリタンでーーーーーす」
「さあ今年もやってきましたハロウィンちゃんでっす!」
「はーい」
「今年のプリタンはフレディーですね」
「そうでーす...あれカロタンは...?」
「ヘルレイザーのピンヘッドです」
「ピンヘッドの割には刺さってるピンがビミョ〜に少ないような...」
「はい、じか刺しなので結構イタいのですよ」
「こ、こわっ!」
「さあハロウィン料理といいますと」
「パンプキンパーイ!」
「いいですねぇパンプキンパイ」
「おいしーです」
「でもこのオレンジのデカかぼちゃでは作れないんですよね」
「大きいかぼちゃはサクサクして味ないです」
「そうそう、でも実は食べられないけど...」
「え?」
「種は美味しいんですよ」
「たねぇ〜?」
「はい、取り出した種を洗ってから、オリーブ油と塩をまぶしてオーブンで焼きます」
「へー」
「歯で割りながら食べると美味しいおやつになりまーす」
「うーん、でも甘くないですねー」
「ん?プリタンは甘いお菓子が希望ですか?」
「はい」
「それじゃかぼちゃの種をそのまま素焼きにします」
「油も塩もなしですね」
「それを割って中身をクッキーの生地に練り込んで焼くと...」
「おおパンプキンシードクッキーおいしそー」
「チョコチップを入れてもよく合いますよ!」
「わーい」
「わーい」
「わーい」
posted by コリスイン at 12:00| コリスケ

2003年10月29日

韓国でごはんを食べました(4)

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ホットックもなかなかだったんですけど、オレたちがハマッてしまった屋台のおやつはホドカジャです。クルミを模した型に生地を流し込んで焼いたお菓子で、中にはナッツをまぶした白餡が入ってます。何でもホントのホドカジャはクルミ餡を使っているそうなんですが、オレたちはこの砕いたピーナッツ入りの餡の方が好きでした。

あまりにハマり過ぎて「これは絶対日本に持って帰ろう!」と帰る当日の朝にホドカジャ屋台を探してさまよってしまいました。なかなか朝から出てるホドカジャの屋台ってないんですよ。隣の駅まで歩いてやっと見つかりました。

ホドカジャうまい。
posted by コリスイン at 12:00| コリスケ

2003年10月22日

韓国でごはんを食べました(3)

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屋台でかなり印象に残ったのは江南駅のイカ焼きです。

夕方から夜にかけて駅の近くにイカ焼きの屋台がでます。イカ焼きと言っても日本のようなポッポ焼き(丸焼き)でなくて、胴体に切れ目を沢山入れてローラーで平たくつぶしたいわゆる「のしイカ」、そして2本づつ切り分けた足を鉄板で焼いた「ゲソ焼き」なのです。

そのイカ焼き屋が何で印象的かといいますと...行列がズラァ〜ッと並んだすんごい人気店なんですよ。で、客層がみんなティーンの女の子。その女の子達がキャッキャッ言いながらイカが焼けるのを待ってるんですよ。売り子のおねーさんは仲間由紀恵を150%派手にしたような感じで、店の内装も他の屋台と比べるとかなりポップな色合いでした。あ、そういえば「イカ焼きくん」みたいなPOPもぶら下がっていました。

でも売ってるのはイカ焼き...

もしかしたら韓国ではイカ焼きというのはおしゃれな食べ物なのかなぁ〜と思って韓国人の友人に聞いてみたのですが、彼も「ウ〜〜〜ン」と首をかしげるばかりでした。

2・3日してその彼からメールがきたのですが、最近韓国では人気がまだないタレントや歌手が屋台を出すのが流行っているそうで、そのイカ焼き屋もそういった類いなのであろうということでした。

イカ焼きアイドルですね。
posted by コリスイン at 12:00| コリスケ

2003年10月20日

韓国でごはんを食べました(2)

トッポキ以外にもいろんな屋台料理を食べましたよ。韓国もアメリカのように朝昼夜と出てくる屋台が違っていて興味深かったです。

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二日目の朝ごはんは屋台で「トースト」でした。朝屋台の定番みたいですね。
以前韓国に関するテレビ番組でこの屋台を見てから一度食べてみたかったんですよ。
このトーストは鉄板で焼いたパンに同じく鉄板で焼いた卵焼きを挟むのです。
おばちゃんが作ってる途中で赤いプラボトルを見せて「入れる?」みたいなことを聞かれたのでウンウンうなずくとケチャップをピーッとかけてくれましてね、次に黄色いプラボトルを見せたので、またウンウンとうなずくと、な、何と砂糖がザラザラーと...あまりの裏切りに「う、うわぁー」と叫びそうになりました。でもその甘さが新鮮で美味しかったですよ。

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昼の屋台ですと、南大門市場に行った時にホットックを食べました。
これはあんこ入りのまんじゅうをペタンとつぶして油で揚げた、いわゆる揚げまんじゅうです。
農協経営のマーケットに行った時に同じく潰したまんじゅうを鉄板でおじさんが焼いていました。「これなぁに?」と尋ねると「ホットック」と答えてくれました。
オレの中では「うーむ、つまり焼いたものでも揚げたものでも潰したまんじゅうはホットックなのだね!」ということで落ち着きました。

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夜はまさに70年代のTVドラマにでてくるような「おやじがコップ酒を呑みながらつまみを喰う!」という見た目の屋台がそこらここらに出てきます。ただお客は若い人のほうが多かったですね。
メニューはといいますと、前回書きました「おでん」や「天ぷら」を中心にイカを炭火で焼いたものや、韓国らしくチジミや串焼肉などがありました。
あ、あと呑んだ後の〆にウドンをすする人が結構いましたよ。

オレが子供の頃って駅前に屋台が必ず何軒か並んでいたと思うんですけど...最近は殆ど見かけませんね。何だか韓国の駅前のあのずらーっと並んだ屋台を見て少し羨ましく思ったオレでした。
posted by コリスイン at 12:00| コリスケ

2003年10月01日

韓国でごはんを食べました(1)

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ソウル初日、本当は目星をつけていたタッカルビの店で晩飯を喰うはずだったのですけど、飛行機が大幅に遅れたせいでホテルに到着したのはもうすぐ12時になろうという深夜。ホテルの近くのレストランは殆ど閉まっていました。

それでも腹は減っていたのでフラフラ〜と歩いていると、街角の屋台からウマそうな匂いが....

「ん、この匂いは昔どこかで嗅いだことあるぞー」と屋台を覗き込むとおばちゃんが細長くてプニプニした白いものを真っ赤なタレと一緒に混ぜていました。

「お、トッポキじゃねーか」

昔、ニューヨークで友だちのおばあちゃんに一度ご馳走になったことあるのですが、これ日本の餅より歯ごたえがあって、またコチュジャンベースの辛いタレとよく合ってウマいんですよね。

取りあえず「ひとつちょーだい」と憶えたばかりの韓国語と手ぶりで注文してからキョロキョロと屋台の中の他の食べ物も見回してみました。カウンターの前に置かれている皿の上には竹串に刺さった天婦羅のようなものや揚餃子が並んでおり(ティギムと言うらしいです)トッポキ鍋の横にはやはり竹串に刺さったさつま揚げがトプンと出汁の中に使っていました(これは韓国でもオデンというそうです)

何だかどれもこれもウマそうなんで色々食べてみたかったのですが、さすがに真夜中過ぎに満腹になっちゃうのもつらいのでトッポキだけに抑えておきました。おばちゃんはある程度トッポキを炒めたところでエゴマの葉っぱを手でちぎって、上からパララーと散らしてサッサッと混ぜました。その途端、屋台中にね今まで嗅いだことないほど強くエゴマの良い香りが充満したのですよ。あとからスーパーでもチェックしたんですけど韓国のエゴマって香りが強いんですよね。

出来たてトッポキはホテルに持ち帰り、カシコと一緒に韓国の黒ビールを飲みながら食べました。

「ウマいなー」
「美味しいね」
「タッカルビ喰えなかったやるせなさと言うか不満足さがこれで解消されたぜ」
「え!?やるせなかったの?」
「あ、うん...いや、ちょっとだけな...」
posted by コリスイン at 12:00| コリスケ