2003年08月31日

黒い炒飯

friedrice.gif

前回の中華料理、お勧めがクラゲから酢豚、空心菜の炒めもの、揚げ海老のマヨネーズソースと続いて最後に出て来たのが醤油で煮染めたような色をした炒飯でした。

「黒炒飯ね」
「くろちゃーはん?」
「そう、中国の醤油で炒めた炒飯、おいしいね」
「あっ」

こ、この色は以前NYのテイクアウト専門の中華料理店にオーナーと行った時に食べたアレだ...

その店のメニューの炒飯の項目には「FRIED RICE (LIGHT OR DARK)」って載っていました。「ふ〜ん、ライトとダークだって。おもろいから両方頼もうぜ」と注文して、厨房をなにげに眺めていると炒めている炒飯の中にビヂャーッと大量の中国醤油が!それを見てオーナーが小さく「ウワァ」と呟いていました。

家に帰ってこのダーク炒飯を食べたんですけど、オーナーもオレも一口食べただけでギブアップ。なんちゅうかスゴくしょっぱいんですよ、体を悪くしそうなくらいに。んで、その後は二人でライト炒飯の取り合いでしたね(笑)

そんなことがあったので今回のこの黒炒飯も遠慮しようかなぁと思ったんですけど、ふと気付くと、奥さんが気を利かせてテーブルのみんなに黒炒飯を取り分けてくれちゃってました。あららーと思いながらパクッと一口食べるとこれがウマい!全然しょっぱくなんかないんですよね。なんだかフワ〜ッとした甘味もあって味わい深いんですよ。

「どう?黒炒飯おいしい?」
「うん、すごくおいしいですよ」
「そうそう、おいしいね」
「これ中国醤油の他に何の調味料使っていますか?」
「中国醤油だけ」
「前に同じ炒飯を食べたことあったけどスゴくしょっぱかったんだよね」
「わからない、でも中国醤油だけ」
「ABC醤油でしょ?(NYの中華料理店で使っていた中国醤油。色々な中華料理店でこの醤油は見かけた)」
「ううん、 ABC醤油違うね。ABC醤油はインドネシアの醤油。中国と違う。」
「えー、そうなんだ」
「ABC醤油は塩が沢山しょっぱい」
「そっかだからあの炒飯もしょっぱかったんだー」
「そうそう、この炒飯は全然違うよ。中国の醤油だからね」
「ふーん、あ、中国のなんて言う醤油使ってるの?」
「そう、中国の醤油ね」
「いやブランドはどこの?」
「中国の醤油よ」

...また同じ。

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クラゲのあたまですが、あれはクラゲの足の部分のことだそうです。メールや掲示板で教えて下さった方々ありがとうございました。それにしても、あたまのくせに足だなんて紛らわしいヤツだ。まるでニコちゃん大王ですね。彼は尻と頭ですけど...
posted by コリスイン at 12:00| コリスケ

2003年08月27日

クラゲのアタマ

jellyfish.gif

最近よく行く中華料理店があります。オーナー夫婦は上海から来たそうで、料理はどれもこれも本格的にウマいのです。先日、今日は何を食べようかなぁ〜と考えながら注文をとりに来た奥さんに「何かおすすめはありますかいな?」と聞くと...

「クラゲのアタマね」
「クラゲのアタマ?」
「そう、アタマね」

ちょいと悩みながらそのクラゲのアタマなるものを頼んでみました。運ばれてきたものは普通のクラゲと同じ外観なのですが、切り方だけが普通とはちょっと違って...何と言いましょうか...キクラゲのような見た目でありました。んで、食べてみるとこれがウマいんですよぉ。普通のクラゲに比べてコリコリ感が強いのです。コリコリというよりカリッカリッてな感じで、何だか始めての食感にメロメロです。ただ疑問がひとつ。

クラゲの頭ってどこだ?

中華で出てくるクラゲなんて全部が頭だと思うんですよね。足の部分なんて食べないですしね。毒あるし。そこで奥さんが皿を下げに来た時に尋ねてみることにしました。

「クラゲの頭ってどの部分のことなの?」
「クラゲのアタマね」
「うん、頭の一番上の部分?」
「ううん、アタマね」
「いやクラゲって全部アタマでしょう」
「そうそう、アタマね」

...もういいです。
posted by コリスイン at 12:00| コリスケ

2003年08月14日

ひまわり

sunflower.gif

ひまわりが大好きです。

えー、オレがこんなこと言うとビジュアル的には合わないのですが...(笑)今くらいの時期、ひとに花を贈る機会があるときには大抵ひまわりを選びます。

先日の台風の日、自転車で近所の商店街に食料を買い込みに行ったのですよ。肉屋、八百屋、魚屋などでいろいろ買い込んだあと、花屋の前を通りかかるとそこにはマッキイロなひまわりがバババーッと並んでいましてね、「いや〜、きれいだねぇー」と思わず衝動的にひと束買ってしまいました。ところがふと自転車を見ると前カゴは野菜でパンパン、そしてハンドルの右には肉、左には魚の入ったビニール袋がぶら下がっているのですねぇ。さあどうしようと風がピューピュー吹く中で悩んでしまいました。

車でアメリカの山道を走っているとたまに嬉しくなっちゃうくらい広大なひまわり畑が並んでいたりします。このひまわりはみんな花屋に行くのかといいますと実は違うのですよ。これらは食用ひまわりなのです。

日本ではあまり見かけませんが、アメリカのスーパーのスナック売り場ではこのひまわりの種をローストしたものがよく売られています。結構ポピュラーなお菓子なんですよ。これ、映画の「エース・ベンチューラ」でもジム・キャリーがカリカリカリカリ食べていましたよね。

更にこの種からとれるサンフラワーオイルも売られています。うちの食用油もずーっとこのひまわり油を使っています。他の油と比べるとちょっと割高なのですが、この油を使うようになってから油料理で胸焼けをおこすことが全くなくなったので、オレの体に合っているのでしょうね。ただ単にひまわり好きの思い込みかも知れませんが...

そしてこの食用ひまわり、食用なもんで花がものすごくデカいんですよね。日本の花屋で売られているものは大体10センチくらいですが、その三倍くらいはあります。たまに夏にカントリーフェアなどありますと「デカいひまわりコンテスト」なんちゅうものが行われたりもするんですよ。そんなコンテストに出てくるものだと種の部分だけで30センチ以上のものがざらにあります。

昔からのオレの夢はですね〜、そんな馬鹿デカいひまわりを十本ほどの花束にしてひとに贈ることです。

カシコには断られました(笑)
posted by コリスイン at 12:00| コリスケ