2003年07月30日

モルトリカー

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さてさて、申し訳なくも久しぶりの「食に関する話」です。今回は...発泡酒について話しましょうか。

ビールは簡単に言いますと、水の中に麦と麦芽(モルト)とホップを入れて煮た上に酵母(イースト)を足して発酵させたものです。んでもって、日本のビールの基準は水とホップを除いた材料の2/3を麦芽が占めていなければならなくて、それ以下だと発泡酒になるそうです。

アメリカにも日本の発泡酒みたいなものはあります。これはモルトリカーといいます。普通ビールのアルコールは3.5%〜5%程度ですが、モルトリカーは5.5%以上のものが殆どで、すごいものになるとアルコール度数が8%近いものもあったりします。ビールに含まれるアルコールは麦芽糖や他の糖分が酵母と反応しあって生まれるのですが、糖分が多ければ多い程アルコール度数も高くなるのです。んでモルトリカーを作る時にはこの糖分(多分トウモロコシ糖)をンドバババーと入れているのですよ。このモルトリカーを水で薄めたようなものが日本の発泡酒ですね。

アメリカで発泡酒というとギャングの飲み物というイメージが強いです。90年代にハリウッドで良く作られていた「BOYS'N THE HOOD」を代表とするギャング映画などでも発泡酒を40ozボトルでラッパ呑みする少年たちが描かれていました。この40ozボトルってアメリカ版の大瓶ビールみたいなもので、日本でいうと日本酒の一升瓶といったところでしょう。あっ...そう考えるとBOYS'N THE HOODのモルトリカーをラッパ呑みするやつらが、沖縄の成人式で笑点みたいな着物を着た、あの悪ガキたちとだぶったりして(笑)

このモルトリカーの中にCOLT45というものがあります。ニューヨークで友だちからBYOB(お酒は各自持ってきてねの意味)のパーティーに招待されたときにオレはこのモルトリカーをデリで見つけ「ふ〜ん、珍しいビールだなぁ」とそのパーティーに持っていったのですよ。そしたら友だちがそれを見た瞬間に爆笑して「OH MY GOD!コリスケが酒じゃなくて拳銃を持ってきたぜっ!」と...

そっかCOLT45ってコルト45口径のことだったのかぁとその時になってやっと気付いたりしましてね。まぁ、それにしても物騒な名前を付けたものですよねぇ。ギャング受けを狙ったのでしょうか(笑)日本で拳銃の名前を発泡酒に付けたりしたら、きっと敬遠されるで...あ、マグナムドライ...

40ozボトル・モルトリカーのサイトです。
http://www.40ozmaltliquor.com/main.html
今このサイトを見たら結構物騒な名前がちらほらと...
posted by コリスイン at 12:00| コリスケ

2003年07月07日

七夕のカロプリーズ

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「こんにちはー、カロタンでーす」
「プリタンでーす」
「二人あわせてカロプリーズ、よろしくねっ」
「あれれ、あのヒゲの人とクルクルパーマの人はどおしたの?」
「うどんとカツオのことしか話さないんで、まぁた降ろされちゃったんだって」
「えーっ、でもしょうがないよねー、ウドンのことばっかりなんだもん」
「ねー」
「ねー」
「と、言うわけで今回からはずーっとぼくたちカロプリーズが担当することになりましたー」
「わーい、わーい」
「プリタン、今日は七夕ですね」
「願いごと、むにゃむにゃ」
「七夕というとそうめんを食べる地方が多いらしいですけど何でか知ってますか?」
「天の川のサラサラがそーめんみたいだからでーす」
「ぜんぜんはずれだし、サラサラは笹の葉です」
「いやーん」
「あのそーめんは織姫のように機織り(裁縫)が上手くなりますようにという意味で糸に見立てているんですよ」
「おお、そーなのですね」
「はい」
「それじゃあ彦星のように牛飼いが上手くなりますようにステーキを食べてもよいですねっ!」
「いや、全然よくないです」
「あーん」
「七夕って元々は中国から渡って来たんですけど、中国では七夕にいつもより味の濃い料理を食べるのだそうですよ」
「なんで、なんで?」
「織姫と彦星が再び別れたあとでも、一緒に食べたごはんの味をいつまでも覚えていられるよう、すんごくしょっぱーい炒めものやムチャクチャ甘〜いお菓子を食べたからだそうです」
「あ、あ、甘〜いお菓子!...プリタンはたった今、中国の七夕のほうが好きになりました!!」
「あらら〜」
「わーい!」
「わーい」
「わーい」
posted by コリスイン at 12:00| コリスケ